ロタウイルスに大人が感染した症状は予防法は治療はどうする?

主に乳幼児をはじめとする子どもに多い急性胃腸炎を引き起こす感染症でお子さんがいるご家庭では、身近な病気として知られています。
大人へのロタウイルス感染は7割が子供からの2次感染で、発症をした場合大人の症状はどのようなものであるか?
予防法、感染した場合の治療法を紹介します。

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ロタウイルスに大人が感染したらどんな症状?

入院が必要となるほどの小児 急性胃腸炎の原因のうち50%を占めるとされるロタウイルスですが。
大人にも感染はします、軽症ですんだり発症しなかったりする場合が多いようです。
大人の感染、発病するピークは20~30歳代と50~60歳代にみられます。
ロタウイルスは遺伝子型が異なってもある程度の交差免疫が成立するため、初感染が顕性感染であれ、不顕性感染であれ、感染を繰り返すごとに症状は軽くなっていくのです。
なので健康体の大人がロタウイルスに感染してもほとんどが軽いむかつきや倦怠感など軽い症状ですぐ自然治癒します。

ですが残念ながら、体調や免疫力の強さなどによって大人でもロタウイルスで派手に症状がでることはあります。
感染してから1日~2日程度で発症するし、調子が悪いという程度から始まって、徐々に気持ちが悪くなり嘔吐します。
嘔吐は長くても1日くらいで収まりますが、その後、下痢がはじまるのが特徴です。
個人差はあるものの、大人でも4~5日、1週間、長くて10日もかかるということもあるようです。
嘔吐の回数は個人差があります。嘔吐がひどくてお腹が張った感じと、一時的な便秘になった人もいるようです。
便が白くなるのはロタウイルスの特徴ですが、ウイルスが腸で増えると、便の色の元になる色素を含む胆汁が出にくくなるためです。
白くなるといっても個人差があり、白っぽくなる人、いつもより色が無い薄い人とかがあるようです。

ロタウイルスに大人が感染しないようにする予防法は?

大人へ予防接種は、ロタウイルスワクチンは適応外です。理由は大人には無意味だからで効果の面からです。

ロタウイルスはアルコール消毒剤や熱に対する抵抗力が高いことで知られています、10-100個程度でも体内に入れば感染する非常に強い感染力をもっています。
(耐アルコール、強い感染力などはノロウイルスと同じようです。)

ロタウイルスは、インフルエンザと異なり空気感染することが少ないウイルスなので下記二つの可能性が高いです。
ロタウイルス感染者の嘔吐や下痢などの汚物が乾燥し強風にあおられ口腔内に入る粉塵感染。
ロタウイルス感染者のくしゃみや嘔吐などが飛沫状に舞い上がり感染する飛沫感染。

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予防方法

1. 手洗いの励行
最も基本的なことは、手洗いの励行。(特にトイレの後、便や吐物を処理した後、調理の前、食事の前など)手洗いは石けんを使用し、しっかりと流水で洗い流す。
2. 消毒
ロタウイルスに対しては、熱湯または次亜塩素酸ナトリウム による消毒が有効。
(1) 調理器具の消毒が大切です。まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯による消毒が有効。
(2) ウイルスが付着した衣服や器具、施設なども消毒する必要あり。洗ってしまった衣類は乾燥機やアイロンをあてれば熱消毒効果があります。
3. 患者の便、吐物の処理
患者の便、吐物には多量のウイルスが含まれていますので、取扱いには十分注意してください
4.マスク着用
ロタウイルス感染者が近くにいる時はマスクを着用する。
5.食品の十分な加熱
ウイルスが含まれている可能性のある食品は、中心部までよく加熱をする。

手洗いのポイント

* 手洗いは、 手指に付着しているロタウイルスを減らす最も有効な方法です。 調理・配膳・食事の前、トイレに行った後、下痢等の患者の汚物処理やオムツ交換等を行った後などには必ず行いましょう。
* 常に爪を短く切って、指輪等をはずし、石けんを十分泡立て、ブラシなどを使用して手指を洗浄します。すすぎは温水による流水で十分に行い、清潔なタオル又はペーパータオルで拭きます。
* 石けん自体にはロタウイルスを直接失活化する効果はありませんが、手の脂肪等の汚れを落とすことにより、ウイルスを手指から剥がれやすくする効果があります。
* なお、消毒用エタノールによる手指消毒は、石けんと流水を用いた手洗いの代用にはなりませんが、すぐに石けんによる手洗いが出来ないような場合、あくまで一般的な感染症対策の観点から手洗いの補助として用います。
(ロタウイルスはアルコール耐性です。)

ロタウイルスに大人が感染してしまったらどう治療するの?

残念ながらロタウイルスに効く薬はありません。ロタウイルスは安静にしていれば自然治癒するため、完全に対処療法になります。
病院でも脱水症状などがある場合は点滴などをおこないますが、基本的には治療は行われません。家で脱水症状に注意し、意識して水分を摂るようにして安静にしましょう。
ロタウイルスの菌を体外に出すためには強い下痢止めを使うのは絶対にだめです。

とにかくまずは病院にいくことが大切です。また、ロタウイルスと診断されたら無理をせず休養を取りましょう。
無理をして会社などには行かないようにすること、脱水症状を起こさないようこまめに水分を取ること。
水分を取る際は、吐き気が収まってから、もしくは吐き気がある時は無理に飲むことはありませんが、1口ずつ様子を見ながら飲むようにしましょう。

まとめ

仕事などが忙しい人は、症状が軽いと無理をしすぎてしまいます。
食欲も落ちているときに疲労がたまると免疫力も低下してしまうため、症状を悪化させたり他の病気を併発してしまったりする可能性もあります。
少しでも症状が出ているときは無理をせず、ゆっくり休むようにし、万が一の重症化を防ぎましょう。

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